雪の朝のつれづれに

一昨日、この地方には珍しく雪が降って、朝にはもう、うっすらと積もっていました。そうなると、私は心がふわふわして、何も手につかなくなってしまいます。 窓の外を眺めては、ただ、綺麗だなぁ、と見とれるばかりです。 どうせ長くは降らないのだから、書…

虎希の会

先日は第12回目の「虎希の会」で、久しぶりに東京へ行ってきました。今回は菅直人氏の喜寿と岳真也先生の出版を祝う会です。 岳先生に初めてお目にかかったのが、この虎希の会の第1回目でした。つい昨日のように思われるのに、あれから、もう7年! 時の過ぎ…

発売されました! Kindle版「時鳥たちの宴」緋野晴子

ついに発売です。 kindle版「時鳥たちの宴」緋野晴子 Amazon本 で、タイトルを検索してください。 紙版の半額 750円です。 (内容ご紹介) ある日、三十歳になっている宮川遥のもとに、友人である大海豊から便りが届く。遥は、十年前に浮橋邸で催された「平…

新しい表紙が決まりました!

電子版「時鳥たちの宴」の、表紙が決まりました! 私の都合で二週間ほど遅れましたが、間もなく出版されます。 紙版の表紙も気に入っていましたが、こちらも、なかなか良いと思います。如何でしょうか?

時鳥(ほととぎす)たちの宴

昨年出版された 緋野晴子の「時鳥たちの宴」は、お蔭様で好評で、紙の本はAmazonに2冊を残すのみとなりました。 この2冊が売れてしまうと、市場から完全に存在が消えてしまいます。それは寂しいということで、このたび、電子書籍化することになりました。…

お久しぶりです。緋野晴子です。 三か月以上もサボっておりました。 皆様にすっかり忘れ去られる前に、別府旅行のことなど、お話してみますね。 冬に母が骨折してから半介護の生活になりまして、私は旅行もままならなくなったのですが、次男が別府で事業を始…

噂のChatGPT

世間で騒がれているので、どんなものかと、私もちょっとChatGPTで遊んでみました。 明治の有名作家・小説については、ふむふむ、なかなか上手く解説するじゃありませんか。では、「緋野晴子について教えて」 というと、まあ! なんと! こんなことを言うんで…

小説の森で考える ー 誰に向かって書くのか?

これまでに四冊の小説を出版し、今、五作目の原稿を書き上げた。このあたりで少し立ち止まって、自分の小説について考えてみたいと思う。 比較的売れた作品もあれば、売れなかった作品もある。その違いはどこにあったのだろうか? 私のようなメジャーな賞を…

たまには文藝界の空気を

4月20日。第三回加賀乙彦顕彰特別文学賞(四方田犬彦氏の『戒厳』)の受賞を祝う会で東京へ。場所は例によって西新宿の嵯峨野です。 岳真也先生はもちろん、三田誠広先生にもお目にかかり、文藝家協会への推薦のお礼が言えて良かったです。「僕って何」の文…

書き上げた。

新しい小説を書き上げた。題材が古いし、技法的に目新しいものもない。ただ真っ直ぐに書いた。ドキドキ・ワクワクの仕掛けが流行る時代に、どれだけの読者さんが得られるか分からないけれど、この作品はこれでいい。 長年の課題に、また一つけじめがついて、…

新しい出会い

このところ、物書きの友が増えています。かつてのブログの友人「夢追い人」さんとの再会もあれば、新しい出会いもありました。「文藝軌道」という同人誌で10年ほど活動されてきた小説家の小田部尚文さんです。「プロポーズアゲイン」「ごじゃっぺ」など単行…

一期一会というけれど

つい先日のことです。ツイッターに思いがけない方から返信をいただきました。 数年前に閉鎖されてしまったyahooブログのお友達で、ブログの閉鎖とともに音信不通になっていた方です。その頃のブロ友さんたちは、ごく一部の方を除いては、みんなどこかに散ら…

突然、訪れた介護

しばらくご無沙汰してしまいました。実は、昨年十二月、母が骨折で入院しました。 幸い軽くて、年末には退院できましたが、もともと膝が悪くて歩行が覚束なかったところへ、入院で筋肉が弱って、介護が必要な状態になってしまいました。それで、このひと月余…

ささやかなお年玉をもらってくださる方募集

明けましておめでとうございます! 実は、母が12月の始めに軽く骨折しまして、年末に退院したばかり。今年、初めて、介護というものの大変さを経験している私です。ともあれ、大事には至らず、まずまず平穏で、ありがたい年明けとなりました。 その感謝の気…

久しぶりの東京

文章塾の師、岳真也先生の新作「家康と信康 ー 父と子の絆」の出版祝賀を兼ねた『虎希の会』があって、ほぼ3年ぶりに東京へ行ってまいりました。この会はもともとは脱原発志向の会で、会長が岳先生、名誉会長が元総理大臣の菅直人さんで、おふたりが古稀を…

離れても家族

記事の間がすっかり空いてしまいました。何かと気忙しい時期に入りまして・・・などと、いちおう言い訳などして(笑)・・・さて、前回は初秋の津軽旅行のお話でしたが、今回は晩秋の、滋賀の家族に会いに行ったお話です。 長男一家がこの冬、アメリカに移住…

津軽の旅(2日目)

津軽の旅の2日目です。 不老不死温泉から12湖へ。エメラルドグリーンの湖も良かったですが、青湖の青さといったら、まさに神秘でした。 いつまでも見ていたいという未練を振り切って、千畳敷海岸へ。朝の海は、日没頃の海とは、また違った表情をしていました…

嬉しいお便り

大学時代の学友から便りが届きました。私の新作を読んでくれたとのことです。ご感想はAmazonのレヴューだけでなく、これまでも、いろいろな形でいただいていましたが、手紙でいただくというのは、その方の近況もよく分かって、また別の嬉しさがあるものです…

津軽の旅

「歳をとって、何かいいことがありますか?」と聞かれたことがあります。 私は、「もちろん、ありますとも」とお答えしました。 それは、いつでも旅ができること。しかも、現役時代より圧倒的にお安く、観光地もお宿も空いていて、その上、出会う人たちが、…

残り7点!……皆様に感謝 ❣

りんごちゃん から「時鳥たちの宴」にレヴューをいただいていましたので、ご紹介させていただきます。 「 恋愛の本質に迫ろうとする青春群像」(Amazon) 「作中に描かれていた登場人物の描写や背景に、懐かしさを覚えました。各章のタイトルにも趣があり、…

思いがけない出会い

あ、そうそう、先日、家族で訪れた天文台(スターフォレスト御園)で、思いがけない出会いがありました。私の11年前の著書「沙羅と明日香の夏」が、食堂の一角に置かれていたんです。この天文台も小説の舞台になっているからでしょう。何人か、読んでくだ…

家族の時間

今年は孫一家が、お盆前に遊びに来ました。息子は不惑の四十歳。お嫁さんも秋には四十歳、孫たちは四年生と二年生です。 年末にはアメリカに移住するというので、例年より長い三泊四日、私の母の家に集まって、忙しくも愉しい家族の時間を過ごしました。 川…

気分を変えてください。また、また、レヴューをいただきました。

日本中が身勝手なテロに驚愕し、憤り、功罪交々あれども、日本国のために誠心誠意、尽力してこられた政治家の訃報を悲しんでいます。私も、衷心よりお悔やみ申し上げます。 けれども、あまり、そのニュースばかり見続け、気を滅入いらせてしまうのは良くない…

文芸作品を読むことの面白さとは?

小説書きにとっては、寒い時代です。 Amazon本の売れ筋ランキング100冊までに、小説は1冊もなし。どこまで下れば出てくるのか、もう探すのも厭になってPCを切りました。 きょうは、みなさんに、文芸作品を読むことの面白さ、言葉だけでできた世界の味わいに…

私の『雨の季節』

紫陽花の青と、沙羅の白が美しい。雨の季節がやってきました。 本から顔を上げると、静かな雨音……梅雨は読書にいい季節ですね。 誰かが書いていました。人はそれぞれ、自分の中に、自分だけの雨を持っていると。私にも、私だけの雨があります。たぶん、その…

思いがけない応援

思いがけないお申し出を受けました。 拙書「沙羅と明日香の夏」の舞台となりました奥三河の湯谷温泉にある宿「湯の風HAZU」さんが、緋野晴子の新作「時鳥たちの宴」を売店に置いてくださることになりました。 皆さま、あの忌野清志郎さんが愛した湯谷の、美…

また、レヴューをいただきました!

「時鳥たちの宴」に、また、レヴューをいただきました! そらまめ さんからです。 「読み終えて 主役2人(男女)が小節ごとに入れ替わり、主観を述べる構成がとてもおもしろいです。 登場人物は同じような日常を繰り返しているけれど、読んでいてくどさは感じ…

レヴューをいただきました! 感謝!

先日発売しました緋野晴子の「時鳥たちの宴」に、Amazonレヴューを2件いただきました! 1 「面白かった! 古典文学の世界の情緒に触れながら展開される、様々な恋の形。麗しい気体の様な恋と、現実との葛藤。すれ違う男女の魂の疼き。 それらを描いたこの…

え!もう発売されていたなんて!

なんと!「時鳥たちの宴」は、15日にもうAmazonから発売されていました! 20日の発売と聞いていましたので、それまで見ていませんでしたが、少し早かったんですね。 (ほんとうは、20日の大安が良かったんですけど……) では、ちらりと、ご紹介を。 ある日、…

八重山めぐり(その2)

西表島から由布島へ 長年の夢だった、西表島のマングローブクルーズができました。植物の逞しさを感じますね。 白鷺が何かついばんでいました。森の中には椰子蟹がいるようです。 西表島から由布島へは水牛車で渡りました。ユウセイ君という名の牛さんは力持…