虎希の会

先日は第12回目の「虎希の会」で、久しぶりに東京へ行ってきました。今回は菅直人氏の喜寿岳真也先生の出版を祝う会です。

岳先生に初めてお目にかかったのが、この虎希の会の第1回目でした。つい昨日のように思われるのに、あれから、もう7年! 時の過ぎゆく早さに、啞然としてしまいます。

今回は、この秋、突然に逝ってしまった、「かがく塾」の仲間である笠健人くんと、先生の姉上で画家の井上一恵さんを惜しんで、ふたりのための追悼文集を作成し、出席者の皆様にお持ち帰りいただきました。かがく塾のメンバーの他にも多くの方が寄稿してくださいました。

また、編集を一手に引き受けてくださった松本のぼるさんには、感謝、感謝、です。愛知の山奥にいて、何もお手伝いできなかったことを申し訳なく思います。

 

文集「かがく」には、笠君の小説「冬に咲くコスモス」が掲載されています。宴会が終わって、ホテルで読んでいると、彼の顔や、必死にアドバイスを求めてきた電話の声が思い出されて、涙腺が緩んでしまいました。君は命がけで書いていたんだよね。

よく努力して、上手くなっていたんだなあと思います。

文集の表紙は、井上一恵さんの作品です。お会いしたことはありませんが、とても魅力的な絵です。

文章でも、絵でも、作品はその人そのものですね。

二次会に誘われましたが、山奥の静寂の中で生まれ育った私は、「騒音」というものに弱く、2時間の宴会が精一杯です。個性的な方々とお話できて、楽しいには楽しいのですが、頭痛くなっちゃって。前回は文壇バーでしたので、なんとかお付き合いできましたが、今回はカラオケと聞いて、もう無理だと思いました。かがく塾のみなさん、付き合い悪くてごめんなさい。一次会の女です。

写真は会の前に、岳先生と。

そして、追悼文集「かがく」です。