あってはならないこと

あってはならないことが、また起きました。世界は、武力で他国を侵略することの罪深さと愚かさを、20世紀にすでに経験済みだったはずではないでしょうか。

 

ロシアは、軍事施設の破壊のみで、民衆に危害を加えてはいないなどと言っていますが、民間人だろうと、軍人だろうと、昨日まで生きていた、そして、ロシアの暴挙がなければ明日からも生きて行けたであろう人々が、すでに大勢亡くなっているではありませんか。

 

誰かが一人でも殺したら、恐ろしい「殺人」です。それが国家の威信を背負うと、単なる「犠牲」にされてしまう。その理不尽。

亡くなった人が尊い人生を失うことはもちろん、その家族にも癒し難い傷跡を残すことになるというのに。

 

自国にとっての脅威を除くために、人々を殺してでも、先に他国を占領する……いつか来た愚かにも罪深い過ちの道です。その先に繁栄などないことを、良識ある国々は、しっかりと示さなければならないと思います。