なんと!「時鳥たちの宴」は、15日にもうAmazonから発売されていました!
20日の発売と聞いていましたので、それまで見ていませんでしたが、少し早かったんですね。
(ほんとうは、20日の大安が良かったんですけど……)
では、ちらりと、ご紹介を。
ある日、三十歳になっている宮川遥のもとに、友人の大海豊から手紙が届きました。
遥は、十年前に浮橋邸で催された「平安の宴」を思い出し、胸が小さく疼きます。あの七日月夜に、どこからか現れて、暗い竹林をさまよっていた黄色い蛍火……。その、魂を誘うような光の舞いを脳裏に浮かべてうるうちに、遥の意識は遠ざかり、記憶の奥に広がる、甘やかで異質な風の吹く世界へと引き込まれていきます。
そこは、大学の浮橋ゼミ。そこに集った若者たちに訪れた恋は、彼らに何を見せ、どんな痕跡を残したのか? そして、恋と愛のゆくえは?
青春純愛物語ではなく、男と女のドロドロ劇場でもない、一味違った恋愛小説です。
平安時代の風俗や恋愛観の話もあり、古典好きな方はもちろん、古典の苦手な方も大いに楽しんでいただけると思います。
Amazonで販売中です。もう、どなたか買ってくださったようで、ランキングがついていました。ぜひ、お読みになってみてください。
心は文学、文章はやや純文学系ですが、なるべく軽やかに楽しく読んでいただけるよう、エンターテイメント要素を盛り込んで書いてみました。今回もチャレンジです。
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