太陽が暖かい

そんなに時が経ったような気もしないのに、前回の記事UPからずいぶん間が開いてしまっていました。きっと、心がどうかしていたからでしょうね。

 
時は容赦なく過ぎていくものですね。 この間に二度、雪が降りましたが、今年の雪には歓喜ではなく憂愁を感じるセイラでした。 大切な人の声が聞こえなくなったからかもしれません。
いつかそんな時が来るのかもしれないと、ある程度の予感はありましたが、こんなにも寂しいとは、正直、想像しませんでした。 
私の人生から大切な大切なものが一つ、欠落してしまいました。 
雪はその空洞に、黙って降り沈んでいくようでした。
 
この世に何十億の人間がいようとも、自分が一生のうちに出会える人の数はほんの僅かで、そのうち、心の内を素直に伝え合える人の数はさらに限られていて、さらにさらに、自分に似たところのある人、自分を理解してくれる人となると、驚くほど少ないのだということに、今さらながら気づかされた思いです。 
共鳴できる人に一人でも出会えたならば、それはめったにないほど幸せなことだったのですね。
 
寒さはまだまだ厳しいですが、太陽の光は確実に春の訪れを告げています。 
「私はここにいます。セイラさんらしく顔を上げて生きてください」と、誰かが青い空の奥深くから囁いてくれているようです。 だから、元気を出して前に進まなければなりません。
 
出版はあと一歩のところで停滞しています。予約数が伸びなくなってきたからでしょうか。 どうなるのか分かりませんが、それでもきょうは、頑張ってもう一歩を出すつもりです。
何とかなるでしょう。 だって、太陽が暖かいもの。