ピンチです! ほんとにもう、人生って。

10月・11月は、父の葬儀とお礼回り・相続等の手続・四十九日の準備・後始末・同窓会などで一気に過ぎてい

 きました。気がついてみれば、父の逝去からもう二か月になろうとしているのに、落ち着いて悲しんでいる暇もあ
 
りませんでした。相続の手続はまだ全部は済んでいません。
 
ところが、そうこうしている間に、私の気づかないところでも、重大な事態が発生していたのです。ほんとにもう、
 
人生って。
 
 
実は、父が亡くなったちょうどその頃、新作「青い鳥のロンド」を出版する予定になっていた出版社の編集長さん
 
が、おそらく過労からでしょう、体調に異変を生じ、入院されたのです。不幸中の幸い、一か月ほどの入院でなん
 
とか退院されたのですが、まだ健康上の問題は残しておられます。小さな出版社さんですので、編集長の入院・
 
不調は出版社の業務に大きな影響を及ぼすようです。
 
私の新作は、予定では今頃もう出版されているはずでしたが、ストップしたままです。ストップしているのは構い
 
ません。待つのには慣れていますから、編集長さんの体力の回復しだいで、ゆっくりやっていただけばいいので
 
す。
 
けれど、失礼を承知で書きますが、私には懸念があります。編集はもうおおかた済んでいて、最終チェックだけ
 
だと思いますし、表紙もとっくにできていました。ならばあとは印刷に回すだけ。つまり、その印刷が、緋野の出資
 
の少なさと編集長さんの健康不安のために動かなくなったのではないかと。
 
これは私のまったく勝手な(失礼な)想像ですが、ここまできて、この小説にかけたすべての努力が水泡に帰すの
 
ではないかという不安が拭えないのです。リトル・ガリヴァー社さんは、プロ未満の小説書きにとっては救世主の
 
ような存在です。原稿を気に入ってくだされば、他の出版社ではあり得ないほどの支援をしてくれます。私が今回
 
の小説に支払った費用も、おそらく印刷代にも十分回らなかったのではないでしょうか。もともと低い利益率で
 
頑張っておられたと思います。編集長ご自身も、宇田川守和のペンネームを持つ小説作家であり、こんど日本ペ
 
ンクラブの会員となることになりました。新人を発掘し育てることに情熱を傾けています。「沙羅と明日香の夏」出
 
版後の5年間に、いったい何度、叱咤・激励・アドバイスのお電話をいただいたことでしょうか? ほんとうに稀有
 
な出版社さんです。
 
 
そこでこのピンチに際し、私は必死に考えて自分にできることをすることにしました。私自身の本のためにも、こ
 
の出版社さんのためにも、出版前の予約を集めようと思います。予約があるということは、出版されれば、確実
 
に予約分の収入は入るということです。今回の予約分はすべて、編集長さんへのお見舞いとエールとします。
 
そんなことをして、次の出版費用はどうするの? と思われる方もあるかもしれません。でも、ご心配なく。次は賞
 
を取って、タダで出版してもらえばいいのですからね。
 
とにかく、今はこの一冊を出版することに全力を傾けます。
 
 
皆様にお願いします。「青い鳥のロンド」 本代(予約20%引き)+税+送料 = 1600円以内 です。
 
どうか、予約にご協力ください。 きょうはもう長くなってしまいますので、明日か、数日のうちには、「青い鳥のロ
 
ンド」に関する情報を掲載しようと思います。よろしくお願い致します。
 
ご予約いただけます方は、承認制にしてありますコメントで、お名前・〒・ご住所をお教えください。お言葉と住
 
所等のコメントは2つに分けていただき、こちらで確認しだい、住所等のほうは削除させていただきます。
 
それでも不安な方は、そうおっしゃってください。私のメルアドをお教えしますので、そちらにお願いします。
 
 
人生というのは、ほんとうに、ゆるくないものですね。一筋縄ではいきません。でも、負けるものかと思う私です。
 
 
                                               ( 緋野 晴子  拝 )