読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

秋から冬へ・・・スケッチ5首

俳句・短歌 日記

キッチンの窓の外に紗羅の木があります。私の大好きな木です。
この地に住み始めた時に苗を植え、それからずっと、辛い時も楽しい時も一緒に過ごしてきました。毎朝かならず眺める木です。
この木が一番始めに季節の移り変わりを教えてくれます。
もうずいぶん葉を落としてしまった沙羅の細い枝に、ツガイでしょうかスズメが二羽やってきて、寒いのでしょう、羽毛を立てて丸くなって寄り添っていました。
実は去年も同じ光景を見ました。可愛らしく微笑ましいお客様たちです。
ふだんは日にちのことなど意識せずに暮らしていますが、その光景を見て、はっと冬が近づいていることに気がつきました。

 秋から冬へ・・・・セイラのコレクションbookからスケッチを5首

    しんしんと 野は鎮まりて 閑かなり 氷雨に透けゆく 赤紅葉

    落ち葉掃く 箒投げ出し 丸まれり 木枯らし1号 笑ひて過ぎ行く

    北風に 背中押されて 駆け出せば 枯れ葉もカラカラ いっせいに来る

    二人して 静かに燗酒 酌み交わす オリオン煌く 木枯らしの夜

    南窓の 沙羅の小枝に まん丸く 雀二羽寄る きょうは立冬   

魂の1行詩というわけにはいきませんが、時々、こうした日常の愛しい瞬間を写真を撮るように書き留めています。あなたもいかがですか?